結婚後、義父が経営する会社に入社した16年前、納品書や台帳はすべて手書きで、書類のテンプレートも義母がルーズリーフに線を引いて作ったオリジナルのものをコピーして使っていました。
それ以前に働いていた会社も、東京に営業所、中国に工場をもつような割と大きな会社だったけれど、生産工場である私の職場では手書きで仕事をしていたので田舎の会社はどこも同じような状況だったのかもしれません。
当時の私は出荷作業がメインの仕事で、運送会社へ預けてある荷物の出荷指示書や送り状もほぼ手書き。
繁忙期は複写式の送り状を100枚近く書かなくてはいけなくて泣きそうでした(T_T)
それに私は字があまり上手な方ではないので、キレイに書こうとすると変に力が入ってすぐに腕の筋が痛くなってくる…。
パソコン入れてもらわないと正直続けられない!じゃないと私絶対辞める!!(笑)
上司にお願いして、中古のノートパソコンを入れてもらい出荷指示書をエクセルで出せるようになってから大分楽になりました。
このように前職で「手書き」に苦しんだ私。
またあの手書き地獄に戻るのは絶対に嫌じゃー!!
この時もまたお古のパソコンを入れてもらい、これで安泰~♪
お手製のテンプレートも綺麗に作り直し、納品書や請求書もエクセルで作成&管理。
それまで会社にパソコンなんてハイカラ(笑)なものはなかったので、この頃は「これをエクセルで作ってくれ!あれも作ってくれ!」としょっちゅう頼まれていました。
その後販売ソフトを導入し、さらに管理が楽に・・・とはならなかった(;一_一)
というのもウチは零細企業。会社事務所には私と義両親の3人。そしてパソコンを扱えるのは私だけ。
どんなにデータで管理していても、その場に私がいなければ義両親ではどうすることもできず、結局すべて印刷してファイリングしていました。
そして「紙保存が絶対!」という世代の義母は大事だと思った書類をとにかく過剰にコピーする人でした。
自分用、義父用、私用、夫用、その他予備…。
何枚あれば気が済むの⁉
そして時代はさらに進みクラウド化へ。この頃には夫へ代表が移り、昨年夏には義母が退職。義父はまだいるけど…
データを夫と共有し、いちいち調べたものを紙に印刷して渡さなくてもよくなったので本当に楽になりました。
義母が退職して半年以上経ちましたが、実はまだ書類の整理が終わっていない(;´・ω・)
とまぁここまで来るのに16年。長かったなぁ…。
義両親の年齢で新しいことを覚えるのは大変だと重々理解しているけれど、それでも努力してパソコンを使いこなしている人も多いと思います。
私ですら、インボイス制度やら電子帳簿保存法が始まりあっぷあっぷすることもある。現に今もしてるし(>_<)
きっと私も数十年すると義両親と同じように理解しにくくなっていくんだと思います。それでも学ぶ姿勢は忘れずに、少しずつ自分自身をアップデートしていくぞ!!